ファッションを楽しむために知っておきたいこと

ファッション業界での演出

ファッション業界には様々なシーンを演出する仕事もあります。

50年代ファッション

50年代のファッションといえばアメリカンスタイルが主流でした。ちょうど戦争が終わって、戦争の傷跡が癒え始めた頃が50年代なのです。この頃の娯楽とは言えば映画でした。映画を通してファッションの影響を受ける人もたくさんいました。また薄手のショールを首から頭に巻いたスタイルの「真知子巻き」が流行、オードリーヘップバーンを真似したヘップバーンカットと呼ばれたヘアスタイルなども大流行しました。戦争からの開放と新しい時代への期待から自由なファッションを求める若者が増えていったのです。

60年代ファッション

この頃は高度成長期真っ只中でした。同時にファッションの世界も勢いを増して広がってきました。アイビールック(アメリカ東海岸の名門8大学アイビーリーグに伝わるファッション)が爆発的に流行りだしました。60年代半ばに入ると、今度はモッズファッションに注目が集まるようになりました。このスタイルはロンドンの下町が発祥の地で、モダーンズを略して呼んだのがモッズと呼ばれるようになったそうです。60年代後半になると、今度はサイケ族というのが流行だし、髪形などはモッズ以上の長髪になり、無精ひげはあたりまえ、汚れたTシャツにジーンズを履きショルダーバッグをさげ、素足にサンダル姿の若者が、新宿東口駅前広場に集まりました。このスタイルをしている人をヒッピーと呼びました。

70年代ファッション

70年代に入ると、長い間続いた薄汚れたジーパンスタイルから、今度は間逆のキレイ系である神戸発のお嬢様風ファッションスタイルが流行しました。ニュートラディショナルを略してニュートラと呼ばれるようになりました。また同時に横浜元町を発祥の地とした、ハマトラというスタイルも流行りだしました。ファッションスタイルは、ワンピースを着てブレザーやカーディガンを羽織るというのが定番スタイルで、ブランド物のバックを持つのが最高のおしゃれとされていました。

80年代ファッション

80年代はDCブランド(デザイナーズブランドとキャラクターズブランドの総称)が流行りだしました。このDCブランドの特徴は、今まで大手アパレルメーカーで手がけたファッションスタイルに人気があったのを覆し、デザイナー自身が自由に羽ばたき、自分の個性を前面に出す事でそれが流行となる、デザイナー冥利つきると言う時代でした。またバブル絶頂期に入ったのも80年代で、歴史的にも残るワンレンボディコンというスタイルでディスコで踊るというのが、爆発的に流行りました。後半になると、渋カジ(渋谷カジュアル)スタイルに切り替わり、この渋カジは渋谷区、港区、世田谷区などの私立男子高校生がファッションの発信元ということで、今までに見ない流行ルートから注目を浴びることになりました。

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